【suica】全国交通系ICカードがアクセスに使える全国の空港まとめ【ICOCA】
JR東日本のsuicaとJR西日本のICOCAのように、異なる営業エリアのICカード相互利用が近年急速に進んでいます。鉄道やバス等が対象ですがその中でも事業者・利用者共にその恩恵が最も大きいのが空港アクセス交通だと言えます。
- 交通系ICカード全国相互利用サービス(以下「全国共通IC」)
- 新千歳空港
- 函館空港
- 仙台空港
- 茨城空港
- 成田国際空港
- 羽田空港
- 調布飛行場
- 新潟空港
- 静岡空港
- 中部国際空港
- 名古屋飛行場(小牧空港)
- 伊丹空港
- 関西国際空港
- 神戸空港
- 岡山空港
- 広島空港
- 岩国錦帯橋空港
- 高松空港
- 北九州空港
- 福岡空港
- 佐賀空港
- 大分空港
- 熊本空港
- 宮崎空港
1.交通系ICカード全国相互利用サービス(以下「全国共通IC」)
- Kitaca(JR北海道)
- suica(JR東日本など)
- TOICA(JR東海)
- ICOCA(JR西日本など)
- SUGOCA(JR九州)
- PASMO(東急電鉄、東京メトロなど)
- manaca(名古屋鉄道など)
- PiTaPa(阪急電鉄、大阪メトロなど)
- nimoca(西日本鉄道など)
- はやかけん(福岡市交通局)
上記の10種類のカードが相互利用なうえ、これ以外の一部地方交通事業者でも利用可能です。この「一部地方交通事業者」は空港アクセスのバス等が含まれていることが多く、決済の簡略化につながります。
以下では、この10種類のカード全てが利用できる空港アクセス手段を紹介します。但し特にバスの場合他社カードでは支払のみ可能でポイント付与やチャージはできないことがほとんどなので残額には余裕が必要です。
2.新千歳空港
- JR千歳線
- 北海道中央バス
札幌方面のJR千歳線のほか北海道中央バスなど一部路線バスも全国共通ICに対応しています。ただ北都交通や道南バス便は非対応です。首都圏や京阪神からの利用者が多いこともあり普及率は高そうです。新千歳空港駅にはチャージ機もあります。但しJRの南方向は苫小牧駅まで。
3.函館空港
函館市内まではバスでのアクセスですが2017年に函館バスが九州のnimocaを導入し話題になりました。但し宝来町、新函館北斗駅方面の函館帝産バスは未加盟。
4.仙台空港
- 仙台空港アクセス線
- 宮城交通
第三セクターの仙台空港アクセス線が開業時からsuicaを導入しています。鉄道開通でバス路線の多くが整理されたことから全国共通ICが使えるバスは宮城交通の山形線のみに留まります。
5.茨城空港
水戸、つくば、石岡、東京駅方面の関東鉄道バスが共通ICを導入していますが、茨城交通は独自のカードのみに留まります。東京駅発着は搭乗券提示で割り引きも受けられます。
6.成田国際空港
JRと京成が全国共通ICに対応していますが、バスではTHEアクセス成田は全便対応ですが東京空港交通、千葉交通等一部の路線バスに限られます。金額が高いので十分な残額が必要です。
7.羽田空港
- 東京モノレール
- 京浜急行電鉄
- 京浜急行バス
- 東京空港交通(一部路線のみ)
モノレールと京急電鉄が全国共通ICに対応しています。また京浜急行バスが大森駅や平和島駅などから路線バスを出しています。成田と同様リムジンバスも一部路線が対象です。
8.調布飛行場
- 小田急バス
調布飛行場の定期便は東京都の離島のみですが調布駅から路線バスが出ています。
9.新潟空港
新潟空港は路線バスと駅直行リムジンバス両方が走る珍しい空港で料金も同じ、全国共通ICを利用できます。但し新潟駅での乗り場が南北で違うことと路線バスは後払い、リムジンバスは前払いなのに注意。便数の少ない空港ながらバスの本数が多いのも特徴です。
10.静岡空港
- しずてつジャストライン
- FDA搭乗者専用バス(無料)
静岡鉄道グループは地方私鉄では古くからICカードを導入しており、静岡市内や島田駅、藤枝駅へ路線があります。他にフジドリームエアラインズ利用者向けに掛川駅まで無料バスがあります。市街地から遠い空港なので便利そう。
11.中部国際空港
- 名古屋鉄道
- 名鉄バス
名鉄のほか愛知県内各地へのバスも全国共通IC対応。遠鉄バス等未対応事業者あり。
12.名古屋飛行場(小牧空港)
- 名鉄バス
名古屋市内や名鉄西春駅へのバスが全国共通IC対応。あおい交通運行便は未対応。
13.伊丹空港
- 大阪モノレール
- 大阪空港交通
- 阪神バス
- 阪急バス
当初はICOCAとPiTaPaのみに対応していたバスですが2018年現在は全国共通IC対応に。ただ伊丹市交通局が運行するJR/阪急伊丹駅方面の路線バスはICOCA、PiTaPaのみの対応です。
14.関西国際空港
- JR関西空港線
- 南海電鉄
- 関西空港交通
- 大阪空港交通
- 奈良交通
鉄道はJR/南海2社が改札を隣接していてかなり便利です。バスは最大手の関西空港交通が全国共通ICに加盟し対象路線が大幅に増えています。
15.神戸空港
- ポートライナー
- 神姫バス
こちらも永らく関西圏のICのみ対応でしたが現在は全国共通ICに対応しています。
16.岡山空港
- 岡電バス
- 中鉄バス
- 下津井電鉄バス
2017年に全国共通ICに加盟。さらに岡山駅と岡山空港にはEdy、WAON対応の券売機があります。
17.広島空港
- 広電バス
- 広島バス
- 芸陽バス
- 中国バス
- 中国ジェーアールバス
広島市内や福山、三原、鉄道最寄のJR白市駅まで多数あります。似たような名前のバス会社が多く古くから共通カードが発行されており現在は全国共通IC対応に。但し往復割引きっぷが用意される路線もあるのでそちらを買ったほうがいいケースもあります。
18.岩国錦帯橋空港
- いわくにバス
アメリカ海兵隊岩国基地の軍民共用化でできた空港で航空便にあわせてJR岩国駅からバスが出ています。
19.高松空港
高松市内からのバスはリムジンバス、路線バス、通勤特急バス(平日朝晩)が全国共通ICに加盟。便数も多いです。但しことでん独自のIruCaには初回から10%割引があるので現地でバス(10%割引)や電車(5%割引)の利用が多い場合はこちらが有利なケースもあります。
20.北九州空港
- 西鉄バス
小倉、黒崎、福岡天神方面へのバスが全国共通ICに加盟しています。バス停・路線が多いのが特徴的です。
21.福岡空港
- 地下鉄空港線
- 西鉄バス
首都圏の出張族も多く古くからsuicaとの共通化が進んでいた地下鉄もバスも全国共通IC化されています。国際線ターミナル発着バスも対応しています。
22.佐賀空港
- 佐賀市交通局
- 西鉄バス
佐賀駅バスセンター、福岡天神へのバスは航空便に合わせたダイヤで両社ともnimocaを中心に全国共通IC化されています。
23.大分空港
- 大分交通
- 大分バス
- 亀の井バス
大分市内まで距離があることから大分・別府方面のリムジンバスや杵築、竹田津方面の路線バスがめじろんnimocaを中心に全国共通IC化されています。
24.熊本空港
熊本市内までのバスは毎時2~3本と本数も多く全国共通IC化済み。さらに空港ライナーと呼ばれるワゴンタクシーは誰でも無料、定員になり次第出発するもので、最寄のJR豊肥線肥後大津駅まで結びます。肥後大津からの豊肥線も全国共通IC化されています。
25.宮崎空港
- JR宮崎空港線
宮崎市内近くにあり1996年にJRが乗り入れ。大分方面の特急列車も発着しますが宮崎空港~宮崎は特例により特急でも普通乗車券、全国共通ICカードのみで利用できます。
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