新幹線eチケットは乗車ごとにJRE POINTも稼げるって知ってた?これぞ鉄道版マイレージ。
2020年3月から始まったえきねっと予約でICカード乗車できるサービス「新幹線eチケット」ですが、えきねっと予約である以上えきねっとポイントを獲得できるのはあまり知られていない事実です。
- 金額やクラス問わず指定席1枚あたりポイントが貰える
- 新幹線eチケットでのポイントは紙のきっぷより倍増
- えきねっとポイントはJRE POINTに2:5の割合で交換できる
- えきねっと予約では2021年春から直接JRE POINTが貯まる
- 既存えきねっとポイントは2021年8月で廃止予定。交換作業必須!
- ビューカードなら新幹線代1万円で300JRE POINTも稼げる!
1.金額やクラス問わず指定席1枚あたりポイントが貰える
えきねっとポイントはえきねっとで予約した指定席券に対して10~60ポイント付与するものです。後述しますが1えきねっとポイント⁼2.5円相当の価値があると考えてよいです。
面白いのは支払い金額ではなく指定席券の受け取り方法に応じてポイント数が変わる点です。みどりの窓口で受け取るよりも指定席券売機の方がレートが良くなっています。
これはえきねっと側のサービスなのでJR東日本・JR北海道以外のきっぷ受取にもポイント数は少ないものの対応しており、例えば東海道新幹線新横浜→名古屋の指定席券でもJR東日本指定席券売機で受け取れば20えきねっとポイント(⁼50円相当)貰えます。
また新幹線や特急列車でなくてもSLばんえつ物語号やリゾートしらかみ号のような普通列車指定席でも指定席券売機受け取りで30えきねっとポイント(⁼75円相当)貰えます。
一方指定席ではない自由席や乗車券単体ではポイントは付与されません。
2.新幹線eチケットでのポイントは紙のきっぷより倍増
このポイント自体は以前からあったのですが予約情報をSuica等ICカードに記録させる新幹線eチケットの場合は2倍の60えきねっとポイント(⁼150円相当)が貰えることになります。
確かに新幹線eチケットでは201㎞以上の場合東京都区内特例が付かなくなるデメリットはありますが新幹線eチケット(基本)では200円安くなり、さらに150円相当のポイントが付くのでほとんどデメリットは回収できます。勿論新幹線半額に代表されるえきねっとトクだ値シリーズでも貰えるえきねっとポイントは同じです。
3.えきねっとポイントはJRE POINTに2:5の割合で交換できる
えきねっとポイントはJRE POINTに交換することが可能です。この交換レートは2:5の割合です。
一応他にはびゅう商品券やSuicaカードにも交換はできるのですが必要ポイント数やお届け日数の関係でおすすめではできません。というかどちらもJRE POINTからも交換できるので集約したほうが良いでしょう。
4.えきねっと予約では2021年春から直接JRE POINTが貯まる
このようにJRE POINTとの親和性が高いことから2021年春にもJRE POINTに統合されることも発表されています。
既にSuicaでの買い物で貯まっていたSuicaポイントやビューカードの利用で貯まっていたビューサンクスポイントもJRE POINTに統合されており、この流れも必然だったと言えそうです。
但しポイント付与額やその条件が現行のえきねっとポイントと同様なのかまでは未発表です。現状のえきねっとポイントは複数人の予約や普通列車指定席の予約に有利に働いており、これが是正される可能性もあります。
5.既存えきねっとポイントは2021年8月で廃止予定。交換作業必須!
またえきねっとポイントの有効期限は翌年度3月末まででしたがJRE POINT統合にともない2021年8月末ですべてのえきねっとポイント口座が閉鎖されることも発表されています。それまでにえきねっとポイント→JRE POINTへの交換作業が必須となります。
ただ、JRE POINTへの自動交換サービスも始まっていて、毎月貯まったえきねっとポイントを2:5の割合で自動的にJRE POINTとして付与する設定も可能です。
6.ビューカードなら新幹線代1万円で300JRE POINTも稼げる!
JRE POINTを毎月貯める効率的な手段はビューカード(JREカード、ビックカメラSuicaカード等も含む)です。Suicaチャージやきっぷ購入、えきねっと予約などJR東日本関連のサービスでは1000円ごとに15JRE POINT付与される高還元カードです。
参照:JRE CARDを1年間使ってみた。駅ナカで特に効果絶大、毎月利用で年会費以上の還元あります。
またJRE POINTは2019年10月からJR東日本Suica乗車でもポイント付与が始まっており、その比率はカード式Suicaで0.5%、モバイルSuicaでは2%と高還元です。
新幹線eチケットでは区間やクラス問わず60えきねっとポイント⁼150JRE POINTが付与されるので。仮に1万円の新幹線eチケットを取ればビューカード側で150JRE POINT、えきねっと側で150JRE POINTの併せて300JRE POINTが貰える計算になります。
ともすれば東京~仙台を割引なしの基本料金もしくは前日割引のトクだ値10でも往復で乗れば、それだけで湘南新宿ライン等の普通電車グリーン券を交換できるだけのJRE POINTが得られる計算です。
参照:JRE POINTを普通列車グリーン券に交換してみた。モバイルSuicaならすぐ乗れる!
通普通列車グリーン券への交換は通常600JRE POINTですが2020年7月~8月には500JRE POINTに減額キャンペーンも行っており、2020年12月~2021年1月も第2弾が開催。今後も定期的に行われる可能性もあります。
参照:【12~1月限定】JRE POINTで首都圏普通電車グリーン券が500ポイントに再び値下げ。通勤に行楽に美味しい!
欧米線のフライトで国内線特典航空券が取れるマイルが稼げる航空会社のように新幹線(長距離・非日常)の利用で通勤路線(短距離・日常)に還元できるしくみが整いつつあると言えそうです。
勿論2021年春にはJRE POINTで新幹線や特急列車の「特典乗車券」交換も予定されており、陸のマイルへの進化に目が離せません。
参照:JRE POINTが遂に陸のマイルに。乗車でもポイントを貯めて特典乗車券でグランクラスに?