【信州紀行’18⑤】また1500円で京王バス長野駅→練馬駅乗車レポ。こっちは3列シートで勿論Wi-Fi完備。
往路と同じく帰りも1500円セールで購入成功。しかも3列シートでトイレも近年のトレンドで大型化した車両でした。こちらは京王バス運行便。
前回は長野~松本の信州往復きっぷの紹介をしたところなのでその続きです。
- 長野駅善光寺口はドンキホーテ直結。買い物最適
- 乗り場と降り場が同じなのは旅行者に親切
- 座席は2+1列配置。右側1列席だけ別運賃の理由
- Wi-Fiはアルピコと違い再接続の必要なし超快適
- 横川SAで休憩。上り線は峠の釜めしのおぎのやが経営
- トイレが広いって意外なメリット
- 練馬駅は上り全便停車。乗換の混雑回避におすすめ
1.長野駅善光寺口はドンキホーテ直結。買い物最適
日中便の始発は善光寺大門ですが旅行者に分かりやすく便利なのはJR長野駅。西側の善光寺口を出ると歩道橋がドンキホーテのビルまで続いています。この下にバス停があります。
レストランやコインロッカーは長野駅にあるのでかなり便利でわかりやすい立地といえます。
バス停前はアルピコ交通長野駅前案内所。ここできっぷの購入もできるし待合室や自動販売機もありますがちょっと狭い印象です。ここもアルピコフリーWi-Fi対応エリアなのでネット接続もできます。
2.乗り場と降り場が同じなのは旅行者に親切
往路と同じくhighwaybus.comで予約した乗車券は紙に印刷もしくはスマホ画面に表示するだけ。下にQRコードが付いており、乗車時に運転手がタブレット端末で読み込みます。ただ多くの高速路線バスもそうですが、降車時にも提示する必要があるので注意。
多くのバス停とは違いここは出発も到着も同じ場所なのが特徴。新宿発便で降ろされた場所が、そのまま帰り道乗る場所です。
案内所にある時刻表。県内外の高速路線は全部この7番のりばに集約されているようです。
出発時間定刻に入線。今回は京王バス運行便です。ちなみに池袋発着の西武・長電バス連合は道の反対側から出ているようです。
3.座席は2+1列配置。右側1列席だけ別運賃の理由
座席は高速バスでは珍しい2-1列配置。3列席というと1-1-1列独立配置が多いのですが、それに比べると座席自体の幅も大きく近年のJR東日本の新幹線・特急のようにヘッドレストが上下する仕様です。
乗車率はやっぱり3割程度だったのですが1500円のキャンペーン運賃で指定できたのは2人席部分のみ。というのも電源コンセントと通路カーテンが進行方向右側の1人席にしかなく、ここが人気のようです。
確かに予約画面でも3列席便にはコンセント付きプランが用意されています。通常運賃との差はないですが事前に分かるのは利用したい人には便利。ただ前回紹介したように4列席のバスなら全席コンセント付きだったのでこの辺は若干残念。
テーブルは最前列は肘掛収納式。1枚構成なので物書きにも使えるしそこそこの大きさなので便利です。ただこのドリンクホルダー、紙コップ用らしく缶やペットボトルは入りません。前方のドリンクホルダーを使うことになります。
15:00定刻に長野駅を出発し市内各所を経て長野インターから上信越道に入ります。渋滞知らずでスイスイ。
このように1列席には通路との間にカーテンがあります。これは長距離夜行便で見かける仕様ですが昼便では珍しいです。
4.Wi-Fiはアルピコと違い再接続の必要なし超快適
京王バスは一足早く高速バス全車にWi-Fi導入済みのようです。KDDI系列のWi2を導入しています。往路のアルピコ交通は1回30分までの制限がありましたが、こちらは一度接続すれば時間制限は特にない模様。降車までずっと接続しっ放しでした。
往路と同じく動画や音楽の配信サービスも止まることなく利用できます。トンネル内でも問題なく再生できました。これも乗客数が少ないからこそなせるのかまでは不明です。
5.横川SAで休憩。上り線は峠の釜めしのおぎのやが経営
上り便も群馬県西部の横川SAで休憩します。停車時間は20分。
下り線はたかべんでしたが上り線は横川駅峠の釜めしで有名なおぎのやが経営、カフェやベーカリーもあります。その昔長野群馬県境を越える列車が補助機関車を連結する間に販売していた名残り。
今は国道18号や長野インターにもドライブインを構え、東京駅や大宮駅、さらに中央道諏訪湖SA上り線でも販売していることがあります。旅の手段は変われど今なお信州旅行の定番です。
もちろんここで峠の釜めしを買うこともできます。夜間以外は豊富に在庫があるようでイートインも利用できます。またぬいぐるみやキーホルダー等オリジナルグッズも販売しています。
支払は現金のほかクレジットカード、そしてiD、Edy、WAON、suicaも使えます。横川駅での立ち売り時代と比べるともう隔世の感。
一般的な座席のほかオープンテラス席、そして列車と駅を模した場所も。
素直にお土産にしました。
6.トイレが広いって意外なメリット
京王バスの3列シート車はトイレも大型化されていて、京王バスでは「車内パウダールーム」と呼んでいます。車両の最後部がすべてトイレ1室に充てられています。
一般にバスのトイレは列車のものより狭くしゃがんだり壁に手をかける必要がありますが、これはさすがに広い!黒い手すり以外は乗り物の中とは思えない水準です。
反対側には靴を脱ぐ台も物を置く場所もあり着替えも容易です。全体的に明るいのもプラス。4時間の路線でもありがたいので長時間の夜行便であればアドバンテージは大きいと思います。
7.練馬駅は上り全便停車。乗換の混雑回避におすすめ
帰りはさほど渋滞もなく新座料金所を通過。ここから練馬駅、中野坂上駅を経由してバスタ新宿へ向かいます。このまま新宿まで行ってしまうと新宿から乗る電車は帰宅ラッシュに巻き込まれるので、手前の練馬駅で降りることにしました。
下車バス停は予約時に指定し運転手もタブレットで管理しますが、練馬でも新宿でも運賃は同じなので当日申告して変更することも可能かもしれません。
練馬駅バス停は練馬区役所の反対側、ブックオフとTSUTAYAの前。駅前と言っても西武池袋線までは若干歩きます。それでも新宿駅の混雑に比べればマシだし、練馬駅~バスタ新宿の26分を節約できます。都営大江戸線、西武池袋線、東京メトロ有楽町・副都心線沿線なら練馬で乗り換えるのがベストです。
ちなみにこのバス停、西武バス系列の池袋発着の長野、新潟、富山方面も発着します。
確かに繁忙期であれば渋滞による遅延のリスクはありますが、座席の快適性や運賃の安さに加え、都心での電車乗り換えでもメリットはあると思います。
2件のフィードバック
[…] 帰りの京王バス3列シート車もアップしました。 […]
[…] 次回は最終回、京王バスの3列シート車も1500円で買えたのでこれで帰ります。 […]