エチオピア航空にANA特典航空券で乗ってみた。サーチャージ不要でなぜかL席まである。
ANAマイルを使ったスターアライアンス特典航空券で香港から東京へ戻ります。この区間日本や香港の航空会社に混じってエチオピア航空も運航していることが知られており、偶然特典航空券の検索でヒットしたので利用してみました。
特典航空券の概要と今回の経緯
参照:予告通り?ANAマイルで香港往復特典航空券を取ったど~。簡単で難しいそして面白い!
参照:【悲報】ANAから機材変更のメールが来て座席が替えられる。ビジネスクラスだとその衝撃も大きい。
1.エチオピア航空について
エチオピア航空はアフリカ有数の航空会社でANAと同じくスターアライアンスに加盟しています。2015年4月にアディスアベバ~香港~成田線を開設したものの当初は成田~香港のみの利用は認められず、あくまでアフリカに行く航空会社だったのですが、2015年9月にそれが解禁されました。
直行便ではなく経由便とは言えアディスアベバは成田から定期便就航都市としてはもっとも遠く、トータルでは15時間~16時間50分掛かります。
ボーイング787-8をANA、JALに次いで世界で3番目に受領した航空会社で、他にも787-9やエアバスA350など新型機導入に積極的です。
2.さよなら香港線?
ところが2018年6月から成田~アディスアベバ線の経由地が香港からソウル(仁川)に変更されることが発表されました。香港~アディスアベバは継続するようですが、成田~香港はエチオピア航空としては運休することになります。
2018年1月現在成田~香港線のスケジュールは
- 成田20:10→香港1:10(+1)
- 香港14:15→成田19:20
この往復航空券はエチオピア航空のウェブサイトやExpedia等でもよく販売されているのですが、往路の香港着が深夜になるので空港で野宿するか値段の高い空港内のリーガルエアポートホテル香港(on TripAdvisor)
に宿泊するかというのが難点です。
ところがこの特典航空券の場合スターアライアンス加盟航空会社を組み合わせられるので、往路を時間的に便利なANAで復路をたぶんこんな縁が無ければ乗らないエチオピア航空にしてみました。
3.燃油サーチャージがない
最近原油価格が上がってきて日本~香港で片道1500円(2018年1月発券。JAL、ANAの場合)かかりますが、エチオピア航空では掛からなかったです。たまたまない時期なのか制度が無いのかは不明です。
香港の諸税が結構高くて成田とあわせると6000円以上掛かり、サーチャージを往復取られると9000円超えてしまいます。そこそこ節約になったかなと。
4.座席指定はウェブサイトでできたが
ANAマイルで特典航空券を発券するとANAからEチケット控えが送られ、そこにエチオピア航空側のの予約番号も書かれています。
復路便の最後に書かれたXW____というのがエチオピア航空側の予約番号でした。この時点で座席指定はまだしていなかったので空欄になっています。
座席指定はANA側から可能、エチオピア航空側からは参照のみでした。本家より提携先のほうが融通利くのは不思議な感じです。
で、どういうわけか座席番号に1と紛らわしいIはまだしもEとGが無い不思議。L席なんて初めて見たかも。多くの場合横10列席配置も考慮して右側3席はHJKと振られることが多いのですが・・・かの地では縁起が悪いのでしょうか?
エチオピア航空のモバイルアプリはなぜか右舷がA席、左舷がL席と逆転しています。こんなのも初めてです。11~14列は一部書き取られているように見えますが、実際には普通に座席がありました。これも謎。
結局最前列の窓側11Lを取ることができました。
5.機内は中華寄りのアフリカ気分?
乗ってみた感想ですが香港発ということもあり、乗務員も香港から新しく乗るようで中華系の客室乗務員も2人ほど。機内でも自動音声ですが中国語や日本語もありました。これはちょっと意外です。
安全ビデオがアムハラ語で全員黒人とか、客室乗務員が民族衣装とか、アフリカ系の要素も各所で感じられました。