航空会社ウェブサイトの「404エラー」が面白くも秀逸…そこにある工夫。
ウェブサイト上にそのページが存在しないことを示す404エラー。これが起こる原因としては、
- リンク先のページが既に削除された
- ページに設定されたリンクURLが間違っている
- 直接入力したURLが間違っている
等が挙げられます。航空会社のような公式ウェブサイトではかつてあったページが削除されるという一番上のパターンが多く、個人がSNSやブログ等で貼ったリンクが間違っていた場合も考えられます。このような場合{ブラウザの戻るボタンで戻る」か「トップページへジャンプするリンクが貼られている」ことが多いです。
特に航空会社の場合、国内外からのアクセスが多いことやパソコンやスマホ、OSの新旧など多様な端末環境からの利用も多いことからか、なかなか面白いデザインと工夫がこなされていることがあります。
日本を代表する航空会社でお堅いイメージかと思いきや、エラーにしてはなかなか面白い文面。同時に国内線トップと国際線トップへのリンクも張られています。2014年に退役したボーイング747ですが2018年の今もここでは現役です。
国外の英語版でも同様の文面のページが出て国際線トップへのリンクが現れます。
- Peach(http://www.flypeach.com/)
関西発のLCC、Peachの場合トップへ戻るのみのシンプルな構造。でも何だか旅心をくすぐるイラスト。
- アリタリア航空(https://www.alitalia.com/)
イタリアの翼アリタリア航空の場合。シンプルではありますがトップページだけでなく割引運賃や問い合わせ先へのリンクもあって、訪問目的を果たしやすいデザインと言えそうです。
ちなみにこの飛行機、コックピットや尾翼の形状からボーイング737と思われます。アリタリアは737を持っていないんですけどね。
- エアアジア(https://www.airasia.com/)
やはりLCC、セール狙いのアクセスが多いようです。「お探しのページは既に出発済み!でも毎週熱いセールがあるから見逃すなよっ」ということで予約や問い合わせ、予約済みのページへのリンクが。
ちなみに日本語設定からでもこの英語ページに飛びました。そこまで細かくは作っていない模様。
シンガポール拠点の長距離LCCスクートの場合。「見つからなくても諦めないで。今すぐ予約、セール情報、就航都市、トップページ」という感じです。こちらも日本語設定でも英語しかないようです。
- エアカナダ(https://www.aircanada.com/)
エアカナダの場合もLCCのように目的別にリンクが並ぶ親切設計しかもちゃんと日本語対応です。紙飛行機の軌跡がerrorに見えなくもない。