パスポート申請の流れまとめ。若者に助成金?ログイン情報にも組み込めて便利。
パスポートを更新しました。10年用なので10年ぶりということになります。有効期限が長いのと海外渡航の予定が無くても作れるのでとりあえず作っておくだけでも意味はあると思います。
1.申請場所を確認
パスポート申請の流れに関してはバニラエアが特設ページを用意しています。航空会社がわざわざ解説するほどパスポート取得率(=海外旅行予備軍)は少ないようです。
パスポートを作るには外務省の解説通り都道府県のパスポートセンター等の機関へ行くことになります。注意したいのは、
- 申請と受取の2回行く必要がある
- 受取は必ず本人が行く(子供でも本人出頭)
- 申請は平日9~16時30分のみ(東京都は19時まで)
- 受取は日曜もできる場所が多い
ということです。最近は市町村への権限委譲で県庁所在地以外の都市でも受付窓口が増えつつあるのはいい傾向だと思います。申請から受取までは土日挟んで7日~10日程度かかります。
2.必要なものを確認
次に必要なものです。いわゆる新規申請では基本的に戸籍謄本もしくは抄本と写真付き身分証(運転免許証やマイナンバーカード等)の2通があれば大丈夫です。
いわゆる更新(現在有効のパスポートがあって戸籍や氏名等に変更が無い)では現在のパスポートだけで大丈夫です。受取には顔写真との照合や生年月日、本籍地都道府県などの質問があります。更新すると写真のように古いパスポートにはVOID穴があきICチップも穴が開きます。
但し現在居住している場所と住民票のある場所が異なる場合など追加で書類が必要なケースもあります。
3.印紙/証紙と写真は申請場所で入手可能
顔写真は申請窓口の近くにある写真屋で撮ってもらうのが無難です。だいたい1000~1500円くらい。
手数料は5年用11000円、10年用16000円で都道府県の手数料になる証紙(うち2000円)、国の収入になる収入印紙(残り9000円or14000円)の2つを中の窓口で買います。東京都のように証紙を廃止してレシートで済ませる自治体もありますがこの金額は同じです。
4.年齢や地域により助成金も?
最近若年層のパスポート取得費用の助成金制度をJATA(日本旅行業協会)や空港運営会社が始めたようです。但し期間や年齢、先着順や抽選など条件があります。
2018年3月までですが先着300名につき締め切られる可能性も。25歳未満かつ2017年以降にパスポートを取得した旅行者向けです。
但しJATA会員旅行代理店が販売する募集型企画旅行で成田発着便利用という条件付き。ゆえに自分で航空券や宿泊先を手配する手配旅行、修学旅行のように学校が決める受注型企画旅行は除外されます。
2018年2月までで抽選100名。こちらは30歳未満で中部国際空港発着の国際線利用なら手配ルートは問わない等条件は緩いですが抽選です。
2018年3月までで抽選50名。年齢制限なし!関西2府4県のJATA会員旅行代理店からの申し込みであれば募集型企画旅行でなくてもよい模様。
5.ログイン情報にも組み込める
まだ具体的に日程や行き先が決まっていなくても使えるのが航空会社や旅行代理店ウェブサイトのログイン情報。
多くの場合パスポート番号と有効期限を入力し保存することができます。予約やチェックインが簡単になります。
2006年以降日本のパスポートはICチップが内蔵されており、大手航空会社では予約段階でパスポート番号を登録すると、搭乗当日はチェックイン機にパスポートをかざすだけで予約番号や氏名の入力が不要になり、初めて乗る航空会社でも手続きが大幅に簡単になります。
パスポートを取得できたら自動化ゲートへの登録もできますよ。
参考:【パスポート自動化ゲート】無料なんだから登録したほうがいい。出国当日でなくてもできる。