【山梨紀行’18②】勝沼駅旧駅散策とぶどうの丘ワインカーヴ。休日臨時停車の意味がわかった。
特急かいじ号で新宿から勝沼ぶどう郷駅で下車し周辺を巡ります。
1.旧スイッチバックホームが遊歩道に
勝沼ぶどう郷駅はその名の通りぶどうの名産地勝沼の玄関口。1913年に勝沼駅として開業し1993年に現駅名に変わっています。

駅右手の遊歩道は旧ホームに続く。
駅の右手には遊歩道があります。一体は桜の木が並び春は桜の名所として知られています。

旧ホームは旧駅名のまま。後ろの高いところが現線路。
ここは1968年の複線化で廃止されたスイッチバック式のホームが残されています。ここを通り抜けると階段で一般道に合流することができます。
2.甲州市勝沼ぶどうの丘は公営テーマパーク
勝沼ぶどう郷駅の目の前の丘は甲州市勝沼ぶどうの丘という複合商業施設。丘から丘へ、谷を越える構造なので、遠回りですがこの旧ホームの遊歩道からも歩いていけます。

ぶどう畑の細い道を行く。
アップダウンの激しい道なので駅から徒歩20分程度。途中いたるところにぶどうの丘までのルート案内があることから初心者でもわかりやすい立地です。

ぶどうの丘まで、駅までの案内標識はあちこちに。
連休とあって駐車場は混雑。この点列車は有利です。正面玄関も人混みでごった返していました。周辺にはぶどうの直売所やぶどう狩りができる農園もあります。
ちなみにぶどうの丘と勝沼ぶどう郷駅を結ぶコミュニティバスもありますが、本数も少なく列車との接続も考慮されていないのであてにはできないです。
3.地下カーヴではワイン飲み放題
ぶどうの丘にはレストランや温泉、宿泊施設もありますが今回のメインはワインのテイスティング。
ワインを中心に土産物を売っている場所のレジで1080円払って申し込むと金属製の盃が貰えます。混み過ぎて画像は失念しましたが、これをもってレジ横の階段で地下に降ります。

これでワインの飲み比べができる。入場日によって紐の色が違うようです。
このワインカーブ自体の入場は無料で出入りも自由。飲まない同行者がいても、一旦出て食事やトイレを済ませてまた入ってもOKです。

立ち飲みスタイルで座席やワイン以外の食事は無し。
勝沼産のワインがずらりと樽の上に並べられ、気に入ったものは後方ショーケースから取り出し地上のレジで購入することもできます。1本1000~2000円程度。
テイスティングはドライバーにはできない鉄道旅行の醍醐味でもありますが、土産物としては重たいという悩ましい選択でもあります。ただ多くの勝沼ワインは勝沼ぶどう郷駅や甲府駅でも売っているのでここで買って道中持ち歩くのはどうかなとも思います。
4.中心部から遠いゆえ休日臨時停車が多い?

駅の臨時列車時刻表。
勝沼ぶどう郷駅は平日は普通列車のみが停車、土休日は季節により特急かいじ号が臨時停車。さらに横浜線直通の特急はまかいじ号、ホリデー快速ビューやまなし号もやってくる週末偏重の駅です。なおぶどうの丘は平日も営業しています。
駅周辺はぶどう畑で町の中心部からは離れていることから通勤通学需要は少なく、こういう形態を取ったと考えられます。

改札はゲートの無い簡易suica端末。指定席券売機も窓口もあります。
ちなみに駅には甲州市観光案内所や土産物屋もあり、連休だからかタクシーも常駐していました。この後は甲府まで行き1泊。
次回は桔梗信玄餅工場見学へ行きます。