【祝】Google Payでsuicaが利用可能に!モバイルsuicaとどっちが便利?→どっちも併用可能!
Apple Payに遅れること1年半、Google Payでもsuicaが利用できるようになりました。iPhone7発売時のように新規ユーザーは増えないと思いますが、既存のAndroidおサイフケータイユーザーにとってはかなり朗報と言えそうです。
参考:公式プレスhttp://www.jreast.co.jp/press/2018/20180520.pdf
- 対応スマホは両者ほぼ一緒
- モバイルsuicaとGoogle Pay suicaの違い
- 両者とも1つのsuicaとして併用できる
- オートチャージに代わるリマインダー機能
- ビューカード以外のクレカでチャージ自由化へ
- 新幹線利用はモバイルsuica優勢
1.対応スマホは両者ほぼ一緒
- Android OS 5.0以降
- おサイフケータイ対応
対応する機種は上記2つを満たすもので、モバイルsuica対応端末とほぼ同じです。つまり最新のAndroidスマホでもおサイフケータイ未対応機種では利用できないので、その点は残念かもしれません。
一方でApple Payが同時期に発表されたiPhone7以降の端末でないとタッチ決済ができなかったことを考えると、さほど新しくなくてもおサイフケータイ対応機種であれば使える可能性が高く、その点は朗報です。
ただApple Pay suicaがそうであるように、Google Pay suicaも日本国内で発売される端末に限られ、海外で発売されるスマホではNFC搭載機種であっても登録はできないとのこと。訪日外国人が増えている中この辺はなんとも残念です。
2.モバイルsuicaとGoogle Pay suicaの違い
発表された資料によるとAndroid Pay suicaは年会費が不要、Googleアカウントに登録のクレジットカードからのチャージが可能な反面、定期券やグリーン券の購入はできません。改札機でのオートチャージ機能もありません。
とは言え店頭での現金チャージや支払い、改札の通過、残高や履歴の確認といった標準的なsuica機能は全て満たしており、特にリアルタイムで残高や履歴が見えるのはカード式suicaにないメリットと言えます。
3.両者とも1つのsuicaとして併用できる
自分を含め既にモバイルsuicaを利用している場合は大したメリットが無いようにも思えましたが、本当に凄いのはモバイルsuicaとGoogle Pay suicaを1つのsuicaとして併用できる点です。
例えばGoogle Payで登録したクレジットカードでチャージし、駅のお店で買い物をしてJREポイントを貯めて、そのポイントをモバイルsuicaで受け取るというサイクルも可能です。
参照:JRE POINTは陸のマイルになるのか?オワコン一直線か?でも今後に期待
日頃のチャージはGoogle Payから行い、利用頻度の低いグリーン券や新幹線はモバイルsuicaから行うという方法も考えられます。
先行するApple Payでは1端末に複数のsuicaを登録して用途に応じて使い分けることも可能ですが、Google Payではsuicaは1つに限られます。逆の言い方をすれば上記の通りチャージ方法は2つ選べるし、改札通過時は前もってsuicaの選択が必要ない。これはApple Payよりチャージの選択肢を増やし支払い(=改札)を迅速化する、かなり進化したやり方だと実感しました。
4.オートチャージに代わるリマインダー機能
先述の通りGoogle Payにオートチャージ機能はありませんが、代わりに一定額を下回ると通知が出るリマインダー機能があります。モバイルsuicaのオートチャージ設定と違いGoogle Pay suicaのトップ画面に表示が出るのは親切です。
例えば日頃200円程度の短距離少額利用しかないのにオートチャージで勝手に10000円もチャージされるのはカードの締め日の関係で不都合なケースもあります。
モバイルsuicaでもオートチャージはVIEWカード登録時のみ設定可能で、かつsuica/pasmoエリア改札通過時のみ対象。バスの利用や買い物時は残額不足でもオートチャージはされません。
5.ビューカード以外のクレカでチャージ自由化へ
モバイルsuicaにおいてはビューカード以外のクレジットカードを登録すると以下のようなデメリットがあります。
- カード登録時に年会費1030円が掛かる
- suicaチャージ分はポイント付与対象外のカードが多い
しかしGoogleアカウントに登録するクレジットカードにこのような制限は無く、ビューカードをsuicaチャージ用にして他のカードをメインカードとして決済するユーザーにとっては、メインカードもGoogle Pay経由でチャージに使えるというメリットが生まれます。
ただビューカードもsuicaチャージに限れば1.5%還元とかなり優秀なので年会費不要のものを選べば良いと思います。
参照:モバイルsuica使うならビックカメラsuicaカード。関西住まいでも鉄オタじゃなくてもメリットしかない
6.新幹線利用はモバイルsuica優勢
新幹線での利用は2008年からモバイルsuicaでの事前購入が可能になり、2018年4月から区間限定でチャージされた残額からの利用も可能になりました。
参照:モバイルsuicaVSタッチでGO!新幹線。たった200円引きでも普及度の壁の突破口になるか?
ただモバイルsuicaのほうがえきねっとと合わせて事前購入による25%~50%割引セールを定期的に展開していて、複数人で使えない点を除けば利用価値は一気に高まります。
参照:大宮→新函館北斗が1万以下!新幹線でも早割本格化の兆し【はやぶさ101号限定】
参照:モバイルsuicaなら東京~新函館北斗15460円!前日も繁忙期も全便OKってスゲェ
事前購入の新幹線と首都圏普通列車グリーン券に関してはGoogle Pay経由では利用できず、しかもモバイルsuicaのほうが安く上がることが多くモバイルsuicaのアドバンテージは相変わらず残されることになりそうです。
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