日産の「e-シェアモビ」は日帰り旅行に最適なカーシェア。増税後も据え置き距離料金不要。
近年身近になりつつあるカーシェアリングの中で、レンタカーの様に丸一日レジャーで使うのに最適なのが日産自動車のEV専門カーシェアe-シェアモビです。2019年4月から月会費無料プラン新設と合わせてパック料金の大幅な値上げが行われましたが、それでも長時間・長距離使うならベストな選択肢です。
- 24時間9000円で距離料金も燃料負担も無し
- 稼働率が低く週末料金もなく予約が取りやすい
- わずか3車種実質ノートe-POWER独占でシンプル
- 全車アラウンドビューモニターとインテリジェントクルーズコントロール装備
- ETCカードも付属。持っていなくても大丈夫
- ディーラー併設ステーションも。管理が行き届いてる?
1.24時間9000円で距離料金も燃料負担も無し

ベーシックプラン(月会費1000円)の利用料金。月額無料プランの場合パック料金が600円増しに。
e-シェアモビの料金は15分単位のショート利用のほかに6時間、12時間、24時間パック利用もあります。タイムズカーシェアやカレコ・カーシェアリングクラブと違い、パック料金でも距離料金がないので遠出に最適です。
つまり1日かけて延々走り回るドライブにも最適。24時間パックもあるので1泊2日旅行も可能です。
都心部の夜間閉鎖されるビル内ステーションや前面道路がスクールゾーンになっている場合を除き、基本的に24時間出入り自由なので早朝の出発や深夜の到着もできるのはカーシェアリングならではのメリットです。一方窓口受付のレンタカーは多くが朝8時以前の貸出しや夜20時以降の返却ができないので、日帰り旅行には最適と言えます。
2.稼働率が低く週末料金もなく予約が取りやすい
多くのカーシェアリング事業者が短時間利用にフォーカスして回転率を上げています。e-シェアモビも最短15分から利用できる仕組みですが、タイムズカーシェアやcarecoに比べまだ会員数が少ないのか稼働率が低いのか、長時間の予約も比較的取りやすいです。
レンタカーはもちろん航空券やホテルと違い、曜日や季節による価格変動が無いのも旅行向きと言えそうです。
3.わずか3車種実質ノートe-POWER独占でシンプル
車種は当然のように日産車ばかりで、リーフ、ノートe-POWER、セレナe-POWERの3車種。しかも大多数がノートe-POWERで次いでリーフという感じ。あれこれ乗り比べは出来ない反面、同じ車種なので毎回使い方に迷うようなことがないのでむしろ良いとも言えます。
ちなみにリーフは充電式ですが、e-POWERはガソリンエンジンによる自家発電式なので運転や給油といった作業は普通の自動車と何ら変わりありません。
4.全車アラウンドビューモニターとインテリジェントクルーズコントロール装備

自動運転支援システム「プロパイロット」を装備するLEAF。
駐車時に前後左右4方向を映し出すアラウンドビューモニター、時速30~100㎞で前方との車間距離を自動調整するインテリジェントクルーズコントロールが全車に装備されています。どちらも不慣れな車での操作には役立つ機能です。
特にリーフのプロパイロットは渋滞や信号待ち等での発進停止も自動操作で、エンジン音が皆無な点と合わせて近未来的です。
5.ETCカードも付属。持っていなくても大丈夫
レンタカーでもカーシェアリングでもETC車載器は当たり前のように装備していますがETCカードは自分で用意するケースが多いです。しかしe-シェアモビでは全車にETCカードが挿入されています。
ETCカードを持っていなくてもそのまま高速道路を利用でき、料金もe-シェアモビとまとめて請求されます。
6.ディーラー併設ステーションも。管理が行き届いてる?
カーシェアリングのステーションは月極もしくは時間貸し駐車場の一区画を利用したものが目立ちますが、e-シェアモビは日産のディーラーに併設されたステーションも存在します。
もちろん営業時間外の利用もできますしいちいちスタッフを呼ぶ必要もありませんし、一方で無人施設に比べて日頃から「人が管理している」安心感もあります。実際他のカーシェアリングサービスにはありがちな足元に砂や落ち葉があるということも今のところ経験していません。