マイカーを捨ててカーシェアリングにしてわかったメリット。固定費97%カットで憧れの車に乗る。
2018年の始めにマイカーを手放し10年ぶりの車無し生活に戻ったのですが、その代わりにタイムズカーシェアやcareco
といったカーシェアリングサービスに切り替えました。
ここ数年でこういったサービスが急速に普及したことが乗換えのきっかけになったことは事実ですが、乗換えを検討している人にも背中を押す情報を発進できたらとまとめてみました。
- カーシェアリングを検討すべき人の特徴3つ
- マイカーは固定費だけで年間数十万?
- ↑ガソリン代とローンは別。それでも所有する?
- 新車も外車もOK.色々な車を乗り回せる
- ナビやカメラ等最新の運転支援システムを味わえる
- 車好きこそカーシェアリングに移れ
- 「乗ってる時間だけ」お金を払う方が合理的
- カーシェアリングなら固定費を97%圧縮できる
1.カーシェアリングを検討すべき人の特徴3つ
マイカーをやめてカーシェアリングを検討すべき生活スタイルはこの3つです。
- 電車通勤
- 駐車場が賃貸
- でも大なり小なり運転が好き
通勤通学といったルーティンが鉄道に拠るものであれば原則そこに車は必要ありません。大都市やその近郊であれば駅周辺に商業施設が展開しているので、買い物や遊びといった副次的なアクティビティも鉄道沿線や駅周辺で出来るケースも少なくありません。鉄道沿線に住んでいるって非常に価値が大きいのです。
それゆえ都心部や駅周辺は地価が高く月極駐車場も毎月数万円かかります。自分の住んでいた場所では東京23区駅徒歩15分で2万円、さいたま市駅徒歩25分で1万円掛かっていました。砂利だったり傾斜地だったり条件としては格安物件に入りますがこれが毎月掛かります。駐車場を自己所有していないと自動車の自己所有も不利です。
そして車を使いたいと言う方は程度の差こそあれ多少なりとも自分で運転するのが好きと言えます。運転免許がない等全く運転ができない人は誰かに送ってもらうかタクシーを使うしかありませんし、カーシェアも自動車購入も選択肢に入りません。
2.マイカーは固定費だけで年間数十万?
自動車を所有する場合の固定費を見ていきます。最後に自己所有したBMW1シリーズの場合なんと年間30万円以上。勿論国内メーカーの小型車であればタイヤ交換費や車両保険は安くなりますが自動車税、車検費用は車体の大きさに比例して高額です。
長期保有の上では部品交換が必要になるリスクも出てきますが、それよりも駐車場と車検費用が大きなウェートを占めていると言えます。消耗品でも高価な部類に入るタイヤよりも毎年確実にかかる自動車税のほうが高いわけです。
特に月極駐車場の高さが最大のネックで東京23区なら3万以上もザラなので年間総額50万以上が持ってるだけで消えていく計算になります。
3.↑ガソリン代とローンは別。それでも所有する?
上で説明したのはあくまで「持ってるだけ」の費用であり、これとは別に車両購入費用はもちろんガソリン代や高速料金などの運航コストも掛かってきます。
購入には新車や中古車、車種まで幅広い選択肢があるけれど100~300万ほどが一般的。かなり高価な買い物です。ローンを組むと言う手もありますが特に中古車や軽自動車では減価償却の観点から年利4%以上という高金利になるケースもあります。新車では1%程度のメーカーもあるので、この点中古車や軽自動車は不利です。
ガソリン代も同様で2020年1月現在レギュラー120円程度、ハイオク131円程度。この場合レギュラーで12.0km/L、ハイオク13.1km/Lの実燃費を出せれば距離単価は10円/kmで済みます。それでも月間1000kmの運転でレギュラー12000円、ハイオク13100円とかなり高いです。
もちろんこの燃費、渋滞や信号待ち、短距離でのエンジンオン/オフがあるとさらに悪化しますから経済的な車などかなり限られてくるのが実情です。
カーシェアリングでは給油も備え付けカードで精算するのでユーザーが負担することはないのが特徴です。ガソリン価格に左右される心配もなく利用できます。
4.新車も外車もOK.色々な車を乗り回せる

タイムズカーシェアで利用できるアウディA1。
カーシェアリングという共同利用ゆえに車種も画一的かと思いきや、コンパクトからミニバンまで様々な車種が用意されています。一部のステーションではアウディやミニ、メルセデスベンツといった外国車も利用できます。
タイムズカーシェアはタイムズカーレンタルと、carecoはニッポンレンタカーとも提携しており、レンタカーも含めればロードスター、BMW、レンジローバーといった買うには敷居の高そうな車種も含めて利用することができます。
自動車を購入するとなれば複数の車種を比較検討するケースが多いと思いますが、結局買うのは1台。しかし所有ではなく利用ならあれこれ乗り比べることも簡単です。
5.ナビやカメラ等最新の運転支援システムを味わえる

ダイハツミラトコットは軽自動車ながら360度モニターや追突軽減ブレーキ等も用意される。
カーシェアリングの車種は多くが最新モデル。その性質上カーナビは全車が装備しており、バックカメラや自動ブレーキ、アダプティブクルーズコントロールといった運転支援システムの装備車両も増えてきています。
カーナビはルートや所要時間予測が表示されるので返却までの時間を読みやすくて便利です。車を自己所有していた頃は現在地を示す程度にしか使わなかったのですがカーナビの時短効果は大きいです。
ここ最近急激に普及してきた運転支援システムは後付けができないものが多く、最新の車でしか味わえない機能です。
6.車好きこそカーシェアリングに移れ
「いやいや、車は半分趣味だから金掛かっても何かしら好きな車に乗り続けるよ!」という車が好きな方もいると思いますが、自分自身そうであったように車好きこそカーシェアリングには向いていると断言できます。
最大の理由は多くの車種を乗れるということ。だからこそ善し悪しを判断できるようになるわけで特定のメーカーだけを乗り続けるよりも視野が広がります。特にお金や時間が節約できるなら尚更です。
それに次ぐ理由が最新のメカニズムを体験出来ること。10年ほど前から直噴ターボエンジンやデュアルクラッチミッション等の省燃費技術が進み、ここ最近では自動運転支援やスマートフォン等との接続といった従来想像もしなかった機能も出てきています。10年前の車をずっと乗り続けていてはできない発見です。(もちろん古いものを大切に末永く使うことも素敵です)
実際そういったニーズを各社把握しているようで、カーシェアリングや最近はレンタカーでも、ウェブサイトやアプリで車種検索ができるようになっています。特定の車種の新規導入キャンペーンも行われています。
7.「乗ってる時間だけ」お金を払う方が合理的
いくら車が好きと言っても1週間で乗るのは1日2日、168時間のうち数時間ということもあります。しかしたったそれだけのために年間数十万の維持費を払うのが果たして合理的なのか一度考えてみる必要があります。
連休の旅行も必ずしも車を使う必要はなく目的地によっては列車や飛行機のほうが速くて安い都合が良いケースも多々あります。
また真冬の雪の日に備えてわざわざスタッドレスタイヤを購入するのか、そういう時に車を使わないのか、所有している以上そういう判断も無駄な出費も付きまといます。
(注:カーシェアリングでも地域により冬季スタッドレスタイヤ装備車があります。またコインパーキングを利用する関係で台風や大雪の場合利用を控える警告も出ます。)
車を所有して年間2万kmも3万kmも走るなら経費を掛けるなりのメリットはあるかもしれませんが、年間5000km以下なら運行コストよりも維持費が圧倒的に重いはずです。
航空会社も深夜便や国際線に進出して機材の稼働率を上げているように、動かさないで出費だけ取られていくのは無駄でしかありません。
8.カーシェアリングなら固定費を97%圧縮できる
タイムズカーシェアもcarecoも月会費は1000円前後(carecoには月会費無料のプランもある)、しかも利用すれば利用料金に転用できるので毎月1000円以上使うなら実質無料と言えます。
12ヶ月連続で入会していたとしても年間で12000円程度、所有する場合の30分の1に過ぎません。
しかも車は購入でも手放すにしても名義変更や駐車場の賃借契約等で複雑な手続きがありますが、カーシェアリングは月単位での休会・退会も容易です。「やるだけやって嫌なら辞める」でも構いません。
もしマイカーを手放すか否か考えている段階で、車検まで期間があればカーシェアリングに入会しマイカー代わりに利用してみて、利便性やコストを実感してみてはいかがでしょう?
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