BMW X1 xDrive18dで成田と水郷佐原を巡る。12時間6000円と20km/Lの格安ツーリング。
タイムズレンタカーがBMW導入記念キャンペーンの二度目の利用。今度は開店直後から1日フルに使って千葉県北部を巡る日帰りツーリングに出ました。
参照:BMW218iグランツアラーを6時間6000円で借りてみた。レンタカーは今こういう車がお得だったりする。
- 初回利用500円チケット適用で6000円に
- カーシェアと違い窓口受付になる&繁忙期は並ぶ
- 今回のルート概要
- 道の駅発酵の里こうざき
- 水郷佐原の町並みを巡る
- 成田空港B滑走路で撮影
- 「コンパクト」SUVでも大きい&コインパーキングは狭い!
- ディーゼル+四駆だと車重約1.7tでも軽々&超低燃費
1.初回利用500円チケット適用で6000円に
今回の車種はBMWのX1。営業所によりX1だったり218iグランツアラーだったりするようで、しかもX1はガソリン(sDrive18i)とディーゼル(xDrive18d)の2種類があるようです。ちなみに表紙のX3は都内で探した限りは見つからず。
今回の12時間コースでは6500円となるのですが、前回利用後に初回500円分レンタルeチケットがもらえたので6000円に割引されました。X1シリーズDEとあるように初のディーゼル車となるようです。
上表を見ると長期間も安いイメージですが、キャンペーンとあって予約が殺到しているようで2日以上にわたって予約するのはなかなか難しそうです。宣伝効果という意味では1人が何日も使うより毎日多くの人に使ってもらいたいはずだろうし。
2.カーシェアと違い窓口受付になる&繁忙期は並ぶ
今回の出発地は池袋サンシャインシティ。地下鉄有楽町線東池袋駅が近いようですがJR池袋駅からも徒歩圏内です。
サンシャイン側が正面ですが車での入口はこのまいばすけっとの角を曲がったところ。受付は2階ですが車の出発/返却は9階、この移動には時間が掛かりそうです。
というより時期が8月下旬、レンタカーの繁忙期とあって8時のオープン直後に長蛇の列…正直ナメテタ。とは言えタイムズカープラス会員だと書類記入も不要なので簡単な説明を受け、9階へ上がり車両チェックも自己申告で用紙を投函するだけ。ここまで約20分、並ぶことがなければすぐ終わりそうです。
カーシェアリングとは違い窓口で鍵を受け取りますが、予約内容の確認は会員証をカードリーダーにかざすだけ、出発も誰にも見送られずご自由に、と手続きは必要最小限に留めています。
出発が係員不在というと寂しい印象もありますが、最初に座席やミラー位置の確認といったドライバーとしての基本事項を押さえるためには、むしろ有人で目の前まで配車されるより良いかなとも思いました。
3.今回のルート概要
営業所最寄の東池袋ランプから首都高速に入り常磐道で柏インターへ。我孫子市を経由して国道356号利根水郷ラインで千葉・茨城県境に沿って香取市を目指します。
帰りは国道51号で成田市に寄って、北総・成田スカイアクセス線に並行する国道464号線を経由して鎌ヶ谷市を抜けて京葉道路市川インターから首都高速に入って東池袋に戻ります。
もちろんカーナビがあるので目的地検索や走行経路、到着予定時間もわかります。大まかな経路は自分で事前に考案していましたが、帰宅時は時間予測が参考になります。
4.道の駅発酵の里こうざき
利根川沿いの国道356号利根水郷ラインは青空の下延々と続く道。何度か通っていますが連休初日でもないかぎり基本的に流れが良い道です。その道中で神崎町にある道の駅発酵の里こうざきに寄ってみました。
比較的新しい道の駅で、駐車スペースも高速SAのように斜め配置になっています。出入り時の視界が良いことや横&後のドア開閉スペースが取れる反面、前後の感覚がつかみにくいのが欠点。
神崎町は味噌や日本酒が特産らしく発酵食品を特集したショップもあります。が、九州とか県外産のものが目立ちます。土産物としてはいかがなものかと思いましたが、成田空港からの日帰りツアーや東京~銚子の高速バスも経由するようで、海外からの利用も多いようです。
同様に農業も盛んなようで野菜、果物、バラ等の販売所もあります。ファミリーマートも入っていました。
5.水郷佐原の町並みを巡る
さらに国道356号を東に向かい香取市へ。佐原地区は江戸時代の古い町並みが残っていることで有名です。ここは歩いて巡るのがベストです。
佐原は水郷としても有名で小野川沿いに栄えた町。青空と柳が良く映えます。
現在も観光用に船が運航されています。水運で栄えた町らしくその距離はかなり近いです。
ちなみに僅か数百m北を走る国道356号も佐原市街では2車線の大通り、沿道にはチェーン店が並ぶ典型的な地方都市の光景が広がっています。
6.成田空港B滑走路で撮影
佐原から国道51号を南下して成田へ。この国道51号は成田空港B滑走路をトンネルでくぐるとその先に飛行機見物用に整備された公園があります。
十余三東雲の丘。右側が国道51号で奥を着陸機が通過していきます。この丘の上からも飛行機撮影はできますが、防音壁が手前にあるのでやや北側(画面左側)の野球場近くへ移動します。
午後のB滑走路は日本航空のアジア・北米線到着ラッシュ。ホノルルから来たボーイング767-300ERです。
まだ旧塗装が残るキャセイパシフィック航空のボーイング777-300。青空と雲が良く映えます。
この後は前述の通り成田市内から国道464号経由で都心へ戻りました。以下ではこの車の使い勝手を紹介していきます。
7.「コンパクト」SUVでも大きい&コインパーキングは狭い!
X1はBMWのXシリーズの中で最も小さいコンパクトSUVと呼ばれています。とは言え全長4450mm、全幅1820mm、全高1610mmとかなり大きいです。
運転席と助手席の間隔も広く肘掛も太いのがわかります。中央のiDriveダイヤルでナビやオーディオを操作できますがディスプレイもフリック/スワイプコントロールで、助手席からも操作可能です。
コンパクトと言いながら後部座席も大人が十分のスペース。この車はXラインパッケージのようでハーフレザーシートです。
iDriveのダイヤルから電動パーキングブレーキ等は218iとよく似ていますがカバー付き小物入れや、下り坂で加速しないダウンヒルコントロール等SUVにふさわしい装備もあります。
バックモニターは進路予測ラインや障害物接近音付きのかなり親切なもの。通常リバース時のみ表示されますが切り返しを想定してか、リバースから前進に切り替えた直後もしばらく表示してくれる設計でした。この辺も218iと同じです。
そのパーキングアシストを以ってしても佐原旧市街のコインパーキングは強敵でした。電柱やフラップ板を警告音がポポポポ…と拾い、黄色の枠もバックカメラかドアを開けない限り見えません。道路から直接入庫するタイプの駐車場は、窓が高く幅が広いというSUV特有の形状もあって、かなり慣れと度胸が必要と実感しました。
8.ディーゼル+四駆だと車重約1.7tでも軽々&超低燃費
X1 xDrive18dの名の通り四輪駆動でエンジンは2リッターのディーゼルです。コンパクトと言いながら重量は1660kgとかなり重いです。
じゃあ走りも重苦しくてトロイのかと言えばそんなことはなりません。峠道から高速までスイスイ走りました。低速から力のあるディーゼルならではです。勿論効果的なアイドルストップも併せて、この大きさからは想像もつかないくらい燃費も良いです。
この日は200km近く走ったのに燃料計が1メモリ動いただけ。返却地直前のスタンドで軽油を入れたところ、
- 走行距離=195km
- 給油量=9.95L/@121円
- 平均燃費=19.59km/L
ちなみにこのX1 LxDrive18dxラインの新車価格は約495万円。これを1日6000円で遊べてしまうタイムズキャンペーンはやっぱり美味しすぎます。